今月の主題 肝疾患Q&A
肝疾患の疫学と機序
肝炎ウイルスによる肝発癌機構はどこまで解明されてきたか
樋野 興夫
1
,
梶野 一徳
1
,
青木 宏
1
1(財)癌研究会癌研究所実験病理部
pp.435-437
発行日 1996年3月10日
Published Date 1996/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904984
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ポイント
●慢性肝炎は肝発癌のrate limiting stepである.
●肝硬変結節のなかにはクローナルな細胞増生がある.
●肝硬変状態は高癌化状態である.
●Genomic instabilityの分子機構解明は大切である.
●肝癌の予防は,高癌化状態からnormo or hypo carcinogenic stateに導くことである.
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