今月の主題 脳卒中プラクティス
急性期の治療
心原性脳塞栓症の急性期治療
岡田 靖
1
1国立病院九州医療センター脳血管内科・臨床研究部
pp.2356-2359
発行日 1997年12月10日
Published Date 1997/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904856
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ポイント
●急性期治療では,抗脳浮腫療法および再発予防の早期抗凝血薬療法が重要である.
●脳浮腫の程度に応じて10%グリセロールを1〜2週間使用する.1回200mlを1〜2時間で,4〜8時間ごとに点滴投与する.
●開頭外減圧術は脳ヘルニアのおそれのある劣位半球・小脳半球の大梗塞に勧められる.
●早期抗凝血薬療法は,感染性心内膜炎,大梗塞,高血圧(180mmHg以上)例を除外して,発症24時間後よりヘパリン(20単位/kg/hrまたは10,000単位/日)の微量持続点滴で開始し,経口ワルファリンへ移行する.
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