今月の主題 外来診療でここまでできる
呼吸器疾患
肺炎
高橋 幸則
1
1西原病院内科
pp.1771-1773
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904693
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ポイント
●治療開始時に予後を予測する因子(年齢,基礎疾患,身体所見,検査所見)を検討する.
●危険度が低く外来治療が可能と判断した場合は,グループIとIIに分け病原体を予想する.
●グループIでは肺炎球菌・マイコプラズマが大多数であり,ペニシリンかマクロライドを投与する.
●グループIIではインフルエンザ桿菌・グラム陰性桿菌・ブドウ球菌の可能性もあるので,セフェム,キノロン剤の使用も考慮する.
●治療開始後はその効果を綿密に評価し,もし改善がない場合は入院の上,原因を検索・治療する.
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