今月の主題 消化器疾患の低侵襲治療手技
胃・十二指腸疾患
胃腫瘍—内視鏡的アプローチ
鳥居 惠雄
1,2
,
西川 温博
1
,
三浦 賢佑
1
1京都桂病院消化器センター
2京都大学光学医療診療部
pp.450-453
発行日 1997年3月10日
Published Date 1997/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904407
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ポイント
●胃腫瘍に対する内視鏡的アプローチは,内視鏡的切除法と内視鏡的組織破壊法に大別される.
●第一選択は病理組織学的診断の得られる内視鏡的切除法であるが,組織破壊法の併用が必要な場合もある.
●主たる診断・治療対象は胃腺腫および早期胃癌であるが,外科手術にて根治可能な病変を扱うため,慎重な適応選択が必要である.
●注意を要する合併症は出血.穿孔であり,術後安静と術直後よりの粘膜保護剤の投与が重要である.
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