今月の主題 慢性関節リウマチとリウマチ周辺疾患
診断と状態評価
疾患活動性評価とQOL評価
安倍 達
1
,
竹内 勤
1
,
小出 純
1
1埼玉医科大学総合医療センター第2内科
pp.2396-2401
発行日 1995年12月10日
Published Date 1995/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904267
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ポイント
●慢性関節リウマチ(RA)の疾患活動性評価は,臨床症状や検査成績のほかに,患者の転帰(outcome)を反映する項目を含めたもので行われなければならない.
●RA患者の病状,治療反応性を評価する上で転帰を反映する指標はQOLの導入である.
●RAでは,罹病期間が長くなるとQOLは低下するが,炎症の指標とは関係ない.
●活動性指標は妥当性があり,再現性が高く,感度が高いものが要求される.
●最近まとめられたACRコアセットはそれらが十分検討された活動性指標であり,この導入は世界的なRAの臨床協同研究に利用できる.
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