今月の主題 慢性関節リウマチとリウマチ周辺疾患
治療と生活指導
治療戦略の変化と今日的コンセンサス
東 威
1
,
内藤 章文
1
1聖マリアンナ医科大学東横病院内科
pp.2403-2406
発行日 1995年12月10日
Published Date 1995/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904268
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ポイント
●慢性関節リウマチ(RA)病変の根底には免疫異常があり,それによって関節の滑膜炎,および滑膜パンヌスによる骨侵蝕が起こると考えられる.
●骨侵蝕は関節機能障害を生ずるが,この病変は発病後早期から進行し,一度生じた骨侵蝕を回復させることは困難である.
●従来の治療は炎症抑制を主体としてきたが,この骨侵蝕抑制にもっと重点をおかなければならない.
●そのための治療として,①早期診断・早期治療,②DMARDsの早期使用,③早期治療におけるステロイドの有効的利用,などが論議されている.
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