今月の主題 慢性関節リウマチとリウマチ周辺疾患
病態理解の進歩
慢性関節リウマチとアポトーシス
住田 孝之
1
,
浅原 弘嗣
1
,
蓮沼 智子
1
,
西岡 久寿樹
1
1聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター臨床遺伝部門
pp.2356-2358
発行日 1995年12月10日
Published Date 1995/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904259
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ポイント
●慢性関節リウマチ(RA)関節の滑膜細胞とT細胞にアポトーシスが認められ,Fas抗原,Fasリガンドの発現もみられる.
●これらの関節内細胞は,抗Fas抗体に対して高い感受性を示し,Fas抗原を介したアポトーシスを誘導している.
●Fas感受性はRA関節に特異的に認められるため,その分子機構の解明が待たれる.
●近い将来,抗Fas抗体によるRAの特異的治療が期待される.
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