書評
—於保健吉・松川和世著—気管支鏡検査ハンドブック
松岡 緑郎
1
1公立昭和病院呼吸器科
pp.324
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904103
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実にコンパクトに良くまとまっている本である.著者らは序の中で「本書は気管支内視鏡の初心者,研修医,気管支内視鏡診療をサポートするコ・メディカルの諸兄姉に正しい基礎知識をもっていただくように纏めた本である」と述べているが,その内容は実に詳細多岐に及び,気管支鏡指導医の必読書と言っても過言ではないであろう.
全体は23章に分かれているが,その半数近くを機種や光源の取り扱いに当てている.特に電気系統が複雑なビデオシステムによる気管支ビデオスコピーの取り扱いは,使用する人の立場で微に入り細に入り記載してあり,その表現は具体的であり,説明書より理解しやすいものとなっている.
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