増刊号 Common Disease 200の治療戦略
呼吸器疾患
気管支喘息
喜屋武 幸男
1
1沖縄県立中部病院内科
pp.286-288
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904084
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疾患概念と病態
気管支喘息は,好酸球を中心とする炎症細胞による慢性の炎症性気管支炎と定義づけられ,その病態は種々の刺激に対する気道過敏性の増大に伴う広範囲の,可逆的かつ種々の程度の気道閉塞性障害と考えられる.
患者の既往歴・家族歴におけるアレルギー性素因の有無,および過去における発作性の咳や喘鳴,呼吸困難の反復,さらには喘息治療を受けた経験があれば,その際の反応態度などを参考に本疾患を疑う.
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