今月の主題 小児疾患とキャリーオーバー診療
小児科から内科へのキャリーオーバー診療
気管支喘息
勝呂 宏
1
1横浜市小児アレルギーセンター
pp.306-308
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903510
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ポイント
●小児気管支喘息の発症年齢は1歳から3歳に大きなピークがあり,6歳までに90%が発症している.
●寛解年齢は15歳頃までに70〜90%の患児が軽快ないし寛解する.予後率は対象者の重症度が関与している.
●キャリーオーバー例で,特に“自己の病状を過小評価・服薬率が低い・吸入用気管支拡張剤(β2MDI)依存例・学業や親子関係などで精神的ストレスがある患者ら”については,患者サイドに立ったきめ細かい指導と治療が必要である.
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