今月の主題 頭痛とめまいの外来診療
頭痛の適切な鑑別診断と患者管理のために
くも膜下出血のCT・MRI
小川 敏英
1
,
奥寺 利男
1
1秋田県立脳血管研究センター放射線科
pp.1292-1293
発行日 1997年7月10日
Published Date 1997/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904585
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ポイント
●急性期くも膜下出血の診断において,第一選択の検査法はCTである.
●亜急性期以後のくも膜下出血の診断には,CTに比べMRIが有用である.
●亜急性期以後のくも膜下出血のCT診断に際しては,脳溝・脳槽の不明瞭化,側脳室後角の血液貯留による液平面形成,脳室拡大の所見に注目する.
●画像診断でくも膜下出血の所見がとらえられなくても,臨床的にくも膜下出血を否定できないときには,腰椎穿刺による脳脊髄液検査を施行すべきである.
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