今月の主題 高齢者医療の新しい視点
痴呆の鑑別と医学的・社会的対応
痴呆の鑑別診断
平井 俊策
1
1群馬大学医学部神経内科
pp.1363-1365
発行日 1995年7月10日
Published Date 1995/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903753
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ポイント
●痴呆の鑑別上まずtreatable dementiaを見逃さないように注意すべきである.
●痴呆の8〜9割はアルツハイマー型痴呆と脳血管性痴呆で占められる.
●鑑別に重要なのはまず神経症候の有無と発症様式であり,神経所見と痴呆の発症の時間的関係も大切である.
●さらに痴呆の特徴と随伴精神・神経症候の特徴ならびに画像検査,診断マーカーなどの補助検査の所見を総合して鑑別する.
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