アルツハイマー病が疑われた脳血管性痴呆

Vascular Dementia with a Suspicion of Alzheimer's Disease in Early Stage

症例呈示

　司会（前主治医　神経内科　磯崎）　本日の症例は，臨床診断が多発性脳梗塞とアルツハイマー病（AD）という方で，いずれも一般的ななじみの深い疾患ではありますが，その診断，病理所見について討論したいと思います。では，主治医の須田先生，症例呈示をよろしくお願いします。

　主治医（神経内科　須田）　死亡時83歳女性で，臨床診断が多発性脳梗塞とADです。なお，外来受診時の様子は磯崎先生の記録です。