今月の主題 Cognitive Disorder—内科医が知っておくべき認知機能障害
痴呆
痴呆を呈する変性疾患の鑑別診断
長友 秀樹
1
1神奈川リハビリテーション病院神経科
pp.1328-1330
発行日 2001年8月10日
Published Date 2001/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908249
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ポイント
痴呆を呈する変性疾患の分類は,神経病理学的知見に基づいており,臨床的に鑑別しうる疾患は限られている.
中心症状が,記憶・見当識障害,失語,失行などの中核的・要素的認知機能にあるか,人格変化・精神症状・行動異常にあるか,これに,早期から錐体外路系・小脳系などの神経学的症状が重畳するか,が鑑別点となる.
発症早期には,SPECTなどの機能画像が有用である.
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