今月の主題 小児疾患とキャリーオーバー診療
内科医がみる小児救急外来
急性呼吸障害
武内 可尚
1
1川崎市立川崎病院小児科
pp.246-248
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903491
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●小児は歴年齢が浅いため,未だ免疫力に乏しく,多くのありふれた感染症に繰り返し罹患する.また病態生理も乳児では年長児とは大きく異なっている.
●発達段階に応じた事故,とりわけ誤嚥事故に多く遭遇する.気道の生理的条件の未発達あるいは免疫機能の未成熟に加え,社会生活上の経験不足などが,常に乳幼児にはつきまとっていることを,まず念頭に置かなければならない.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.