今月の主題 小児疾患とキャリーオーバー診療
内科医がみる小児救急外来
気管支喘息発作時の処置
岩田 力
1
1東京大学医学部小児科(分院)
pp.243-245
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903490
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ポイント
●綿密な問診と理学的診察によって発作の重症度の判定を行う.
●小発作の治療ではβ刺激剤の吸入を第一選択とする.
●中発作以上の発作に際してもβ刺激剤の吸入から開始するが,得られた効果を判定してアミノフィリンの静注,再度の吸入,ステロイドの使用と段階をおって治療していく.
●酸素投与はどの段階から行ってもよい.
●発作に対する頓用としての内服薬の選択は,吸収の早いものを第一とする.
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