今月の主題 小児疾患とキャリーオーバー診療
内科医がみる小児救急外来
頭痛
小宮 和彦
1
1東京都立神経病院小児科
pp.250-251
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903492
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ポイント
●頭痛を主訴として来院した場合,まず重大な疾患の鑑別を念頭に置いて,問診,診察,必要な検査を行う.
●これらが否定されれば,患者,家族にその旨説明して安心させ,経過を見ながら対症療法と鑑別診断を並行して考えて行く.
●訴えの程度に応じて,対症療法としての鎮痛を考える.
●慢性の頭痛については成人のそれと基本的にはかわりない.
●片頭痛は小児期からの発症はよく見られる.ことに親にあるときは可能性が高い.
●緊張型頭痛や,心因性頭痛などもしばしば見られる.
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