今月の主題 内科エマージェンシー
疾患別内科エマージェンシー
急性腎不全
岡田 和久
1
,
川口 良人
2
1国立療養所東宇都宮病院内科
2東京慈恵会医科大学第2内科
pp.2194-2196
発行日 1994年10月10日
Published Date 1994/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903019
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ポイント
●急性腎不全は,原因別に腎前性・腎性・腎後性に分けられる.
●腎後性腎不全を除外後に,非乏尿性腎不全および腎不全利尿期の場合は輸液療法の適応に,乏尿性腎不全の場合は血液浄化療法の適応となる.
●腎不全治療経過においては利尿期の管理,特に体液管理,出血,感染症対策は極めて重要である.
●ハイリスク症例に対する外科的処置時には,急性の腎機能悪化を予測して治療行為を行うべきである.
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