特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅳ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法
7.腎・尿路系
急性腎不全
内田 久則
1
,
丸茂 文昭
2
1北里大学医学部外科
2北里大学医学部内科
pp.846-849
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209409
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□基本事項
1)急性腎不全とは,一般には腎前性,腎性,腎後性と分けることが多いが,正確には腎実質に障害をきたしているものを言い,すみやかに回復する腎前性高窒素血症,原因除去で治癒する腎後性閉塞,腎炎のような実質の炎症などは含まない.
2)急性腎不全で,透析療法が必要となれば,ブラッドアクセスあるいはペリトニアルアクセスが必要である.いずれも,局所麻酔で安全に形成できる.
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