今月の主題 循環器薬の使い方 1994
その他の疾患と循環器薬の使い方
原発性肺高血圧症
国枝 武義
1
1国立循環器病センター心臓内科
pp.1538-1540
発行日 1994年7月10日
Published Date 1994/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902871
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ポイント
●本症の確定診断後は抗凝固薬(ワーファリン)を併用して,血栓塞栓性原因による肺高血圧の悪化を防ぐ必要がある.
●肺血管拡張薬が本症治療の基本であるが,残念ながら今日まで決定的薬物は開発されていない.
●最近,わが国でもPGI2注射製剤(エポプロステノール)の使用が可能となり,静脈内持続注入で肺血管抵抗を下げることができるようになり,右心不全の急性増悪に対処することが可能となった.
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