今月の主題 循環器薬の使い方 1994
循環器薬と予後の改善
心筋梗塞後の薬物治療と予後
清野 精彦
1
,
高野 照夫
2
1日本医科大学第1内科
2日本医科大学集中治療室
pp.1332-1334
発行日 1994年7月10日
Published Date 1994/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902817
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ポイント
●Sooner and more complete reperfusionが急務である.
●Aspirinは一次・二次予防に有効.
●WARISにより,warfarinの再梗塞・総死亡率減少効果が明らかにされている.
●心不全のないnon-Q MIに限定すれば,verapamil,diltiazemは再梗塞予防に有効.
●頻用にもかかわらず,硝酸薬の評価はなされていない.
●ISA(-)のβ遮断薬長期投与は,死亡率と再梗塞を減少させる.
●ACE阻害薬はremodeling抑制,心不全発症予防,死亡率低下,再梗塞予防などの優れた有効性が証明され,今や第一選択薬に位置されている.
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