今月の主題 循環器疾患の画像診断
どう診断するか—選択と読み方
解離性大動脈瘤
許 俊鋭
1
,
松村 誠
1
,
尾本 良三
1
1埼玉医科大学第1外科
pp.2356-2361
発行日 1993年12月10日
Published Date 1993/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902529
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●Stanford A型急性大動脈解離は緊急手術の適応である.
●Stanford B型急性大動脈解離は原則として内科的降圧治療を行うが,破裂所見,大動脈分枝の血行障害がみられる場合は,緊急手術適応である.
●急性期の診断は,無侵襲でベッドサイドで施行できる経食道心エコー図(TEE)が最も有効である.
●慢性期の診断は心血管造影,DSA,CT,MRI,TEEを含む超音波法が行われ,それぞれ相補的な地位を占める.
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