今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開
薬物療法
抗潰瘍剤の予防的投与
高橋 裕
1
,
上野 文昭
1
1東海大学大磯病院内科
pp.1662-1665
発行日 1993年9月10日
Published Date 1993/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902267
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●重篤な基礎疾患を有する患者において,H2ブロッカーのストレス潰瘍に対する予防的投与の有用性は確立されている.
●NSAIDs使用例における予防的投与の効果は,ミソプロストールやラニチジンで認められているものの,その適応とすべき対象に関し未だ確立したものはない.
●リスクの高い患者に対しては,その基礎疾患や病態に合わせ適宜投与するといった“individu-alization”が必要と思われる.
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