今月の主題 糖尿病 1993
糖尿病治療の現況と問題点
妊娠・分娩・手術時の血糖コントロールの実際的なやり方
佐中 真由実
1
,
大森 安恵
1
1東京女子医科大学糖尿病センター内科
pp.1486-1488
発行日 1993年8月10日
Published Date 1993/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902228
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●糖尿病婦人における妊娠時の治療は妊娠前から始まる(計画妊娠).
●妊娠時の薬物治療はインスリンである.
●インスリンは高単位ヒトインスリンを用いる.
●妊娠時には血糖値,HbA1c,血糖自己測定の結果をもとに,インスリンを増量する.
●血糖コントロールの目標は血糖の正常化で,分娩時,授乳期にも血糖コントロールを良好に保つ.
●手術前,手術中,手術後とも,輸液を十分に行い,血糖値の高い場合にはインスリンを用いてコントロールする.
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