今月の主題 抗生物質の使い方 1993
抗生物質の選択と投与の基本
感受性検査の判断
菅野 治重
1
1千葉大学医学部臨床検査医学講座
pp.1206-1209
発行日 1993年7月10日
Published Date 1993/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902161
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●感染症の治療では,起炎菌種に治療実績がある抗菌剤を原則として選択すべきである.
●感受性検査は,起炎菌が選択した抗菌剤に耐性を示さないことを確認する意味が強い.
●抗菌剤の選択に当たっては,感染部位や抗菌剤の組織移行性を考慮する必要がある.
●感受性検査により感受・耐性の判定基準が異なるため,検査室が採用している検査法の基準を理解する必要がある.
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