今月の主題 耐性菌をめぐって
座談会
わが国における薬剤感受性検査をめぐって
五島 瑳智子
1
,
菅野 治重
2
,
山根 誠久
3
,
渡邉 邦友
4
,
本田 武司
5
1東邦大学医学部微生物学教室
2千葉大学医学部附属病院検査部
3熊本大学医学部臨床検査医学教室
4岐阜大学医学部附属嫌気性菌実験施設
5大阪大学微生物病研究所細菌血清学部門
pp.1156-1168
発行日 1989年10月15日
Published Date 1989/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914081
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感染症検査の基本である起病菌の培養分離同定検査は,より適切な治療法を選択するための情報を臨床家に提供するものとして重要である.また,これらの分離菌について行われる薬剤感受性検査成績も,薬剤選択上重要な情報として臨床家に利用されている.しかし,薬剤感受性の検査術式そのものをみても,わが国ではまだ標準化されていない部分が多く,種々の問題をかかえている.
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