検査法の基礎理論 なぜこうなるの?
薬剤感受性測定法の種類と原理
菅野 治重
1
1千葉大学(病院)検査部
pp.889-894
発行日 1985年10月1日
Published Date 1985/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203463
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感受性試験は,原因菌の分離,同定とともに,感染症の治療に有効な抗菌剤を選択する臨床上,重要な検査である.現在,日本の多くの臨床細菌検査室ではディスク法による感受性試験が行われており,感染症の治療に大きな役割を果たしている.
最近,微量液体希釈法による最小発育阻止濃度の測定が一部の検査室で日常検査に導入され,感受性検査も新しい時代に入りつつある.ここでは感受性試験の原理と,現在汎用されている各種測定法の特徴および問題点について述べる.
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