図解病態のしくみ—肝臓病・11
脂肪肝
若林 泰文
1
,
西森 弘
1
,
月城 孝志
1
,
宮林 千春
1
,
渡辺 明治
1
1富山医科薬科大学第3内科
pp.1148-1154
発行日 1993年6月10日
Published Date 1993/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902153
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正常肝の脂肪含有量は肝重量の5%程度とされる.各種の原因に基づく脂質代謝の異常によって,肝脂肪量(主として中性脂肪)が増加し,10%を越えると脂肪肝とされ,光学顕微鏡で観察すると肝小葉の1/3以上に脂肪滴が認められる状態である.以下,脂肪肝の発生機序と診断法を中心に述べてみたい.
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