特集 肝胆膵のcommon diseaseにみる非典型的画像所見
脂肪肝
西江 昭弘
1
,
藤田 展宏
2
1琉球大学大学院医学研究科放射線診断治療学講座
2九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野
キーワード：
脂肪肝
,
CT
,
MRI
Keyword:
脂肪肝
,
CT
,
MRI
pp.1173-1179
発行日 2024年9月25日
Published Date 2024/9/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000005806
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● 脂肪肝における脂肪沈着形態にはバリエーションがある．
● 頻度の高い限局性（focal）脂肪肝，限局性非脂肪沈着（focal fat sparing）の好発部位を理解しておく．
● 限局性脂肪肝の画像的特徴は，地図状の形態で，辺縁は不明瞭，周囲へのmass effectは欠損，造影効果は肝実質と同程度かやや低下，既存の肝内血管の貫通像と考えられる．同領域に肝外から流入するthird inflowを直接同定できる場合もあり，診断の一助となる．
● 腫瘍性病変との鑑別が困難な場合はMRIを撮像する．
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