講座 図解病態のしくみ 肝臓病・3
肝疾患の画像診断
青山 圭一
1
,
月城 孝志
2
,
南部 修二
2
,
渡辺 明治
2
1朝日町立泊病院・内科
2富山医科薬科大学・第3内科
pp.1120-1128
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901561
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肝疾患の画像診断は,超音波検査の進歩,普及と血管造影下の肝動脈塞栓療法(TAE)の定着に伴い,大きく進歩してきている.ハイリスク患者群を対象とする超音波検査によるスクリーニングで小肝細胞癌が数多く発見され,手術例が増加し,一方では,TAEや超音波下経皮的エタノール注入療法が肝切除術を凌ぐほどの治療効果を示してきている.
この稿では,各種の肝画像診断における検査手技のポイントや進歩,ならびに種々の肝疾患における典型像などについて解説したい.
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