今月の主題 症例にみる血液浄化療法の進歩
病態と血液浄化療法
神経・筋疾患に対する血液浄化療法
松永 宗雄
1
,
馬場 正之
1
1弘前大学医学部脳神経疾患研究施設神経内科
pp.866-870
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902093
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●血液浄化療法が試みられた神経筋疾患には,①Guillain-Barré症候群,②慢性炎症性脱髄性多発根神経炎,③多発性硬化症,④重症筋無力症,⑤Neurologic paraneopnastic syndrome,⑥多発性筋炎・皮膚筋炎,⑦Crow-Fukase症候群,⑧HTLV-1 associated myelopathy(HAM),⑨膠原病に伴う神経筋障害,などがある.
●施行上重要な点は,①適応の有無の厳密な検討,②施行前後の正しい神経学的評価,③神経症候や検査データの推移の把握,④施行回数や間隔の臨機応変な対応,などである。
●施行に関し評価が固まっていない疾患もある.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.