今月の主題 症例にみる血液浄化療法の進歩
病態と血液浄化療法
膠原病と血液浄化療法
有村 義宏
1
,
神谷 康司
1
,
長澤 俊彦
1
1杏林大学医学部第1内科
pp.860-865
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902092
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●膠原病の血液浄化療法には,疾患活動性を抑制するための血漿交換療法,腎不全で生じた尿毒症に対する透析療法などがある.
●血漿交換療法は,SLEや悪性関節リウマチなどでステロイドや免疫抑制剤などの薬物療法が無効の場合に用いられる.
●SLEの末期腎不全には,急速進行型と慢性進行型の2型がある.
●急速進行型ループス腎炎では急性腎不全に準じた透析と強力な免疫抑制療法が必要である.
●慢性進行型ループス腎炎では慢性腎不全に準じた透析療法が必要である.
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