入門講座 映像情報の活用法・2
心要な機材・ソフト
夏目 健文
1
Natsume Takefumi
1
1JR札幌鉄道病院リハビリテーション室
pp.567-571
発行日 2001年8月15日
Published Date 2001/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105858
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1.はじめに
今回のテーマは,映像情報を扱うために必要な機材とソフトについてである.映像情報をパソコンで扱う場合,取り込む機材,管理・編集に必要なソフトに加えて,出力する機材について知っておく必要がある.
次ページの図は,映像情報を扱うための主な入出力装置である.入力装置をデジタルデバイスとアナログデバイスに分けると,デジタルデバイスではデジタルビデオカメラ(以下,DVカメラ)・デジタルカメラ(以下,デジカメ)のほかに,パソコン通信などで利用されるCCD(シーシーディー)カメラ,ペンでなぞらえることで入力できるタブレット・マウスなどがある.また,アナログデバイスでは,アナログビデオ,フイルムを読みとるフイルムスキャナ,写真・雑誌・本などから読みとるイメージスキャナがある.出力装置は,スライドを作るためのフイルムレコーダー,パソコンより直接スライド投影を可能にするデータプロジェクター,プリンター,テレビやビデオへのアナログ出力を可能にするダウンスキャンコンバーターなどがある.このほか,映像情報の出力は,インターネットによる映像の配信や大容量記憶媒体へのバックアップがある.
この稿では,以上の機材や関連するソフトについて述べ,加えて,パソコンのバスとインタフェースについてふれる.
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