今月の主題 内科疾患患者の生活指導
免疫・アレルギー疾患
Immunocompromised Host
舟田 久
1
,
真智 俊彦
1
,
中尾 真二
1
1金沢大学医学部附属病院高密度無菌治療部
pp.312-313
発行日 1993年2月10日
Published Date 1993/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901986
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- 文献概要
●高度の骨髄抑制療法を受けた患者では,好中球数の回復があれば,細菌・真菌感染に過敏になる必要はない.再発時には痔核は感染源になりやすいので便通に注意する.
●細胞性免疫不全が顕著な場合は,種々の細胞内寄生病原体の感染に罹患しやすいので,その初期徴候があればすぐ受診させる.
●液性免疫不全では,感染予防にワクチン接種(原病の寛解期)やγ-グロブリン補充を行うとよい.
●骨髄移植患者は呼吸機能の保持のために喫煙を避け,慢性GVHD発現に注意する.
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