今月の主題 内科疾患患者の生活指導
感染症
感染症
北原 光夫
1
1東京都済生会中央病院内科
pp.306-308
発行日 1993年2月10日
Published Date 1993/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901984
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●下気道感染症では禁酒・禁煙とし,水分を十分摂取させる.また,慢性気管支炎では冬になる前に,インフルエンザ・ワクチンを受ける.
●血管・心臓感染症は口腔内の連鎖球菌,また尿路・下部消化管の腸球菌によるものが多く,観血手技を受ける際は必ず予防的に抗生物質の投与を行う.
●腹膜炎は肝硬変に多く,悪化の防止,腹水の管理を行う.また憩室炎では便通の維持を心がける.尿路感染では尿路の清潔を保つ.
●溶血連鎖球菌,ブドウ球菌,MRSA感染症ではまず清潔を第1とする.
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