今月の主題 内科疾患患者の生活指導
消化器疾患
消化性潰瘍
中村 俊也
1
,
藤野 雅之
1
1山梨医科大学第1内科
pp.222-223
発行日 1993年2月10日
Published Date 1993/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901959
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- 文献概要
●消化性潰瘍は治癒後も再発が非常に多い.
●再発を予防するために治癒後も長期間の服薬が必要である(少なくとも12カ月).
●食事は規則正しく,栄養のバランスに留意する.
●嗜好品としては禁煙の指導が大切であるが,アルコールは適度であれば許す.
●潰瘍の原因となるようなストレスを探し出し,心身両面からの生活指導を行う.
●睡眠不足や肉体的過労,NSAIDsも再発のリスクファクターとなる.
●医師と患者の良好なコミュニケーションは,潰瘍の再発を予防する重要なポイントとなる.
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