今月の主題 肝硬変から肝細胞癌へ—臨床医の正しい診療のために
肝細胞癌の発生と早期診断
肝細胞癌の早期発見と画像診断
江原 正明
1
,
吉川 正治
1
,
杉浦 信之
1
,
大藤 正雄
1
1千葉大学医学部・第1内科
pp.1626-1629
発行日 1992年9月10日
Published Date 1992/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901680
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ポイント
1)肝細胞癌の早期発見の画像診断としては超音波検査が最適である.
2)肝細胞癌の早期診断のためには慢性肝障害者に対し3ヵ月ごとに定期的超音波検査を行うことが重要である.
3)肝細胞癌の画像診断による確定診断は腫瘍径1.0〜1.5cmでは50%,1.6〜2cmでは68%に可能であった.
4)腫瘍径2cm以下の肝細胞癌の確定診断には,映像下穿刺による組織生検が必要である.
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