今月の主題 胸部X線からの肺疾患の診断と治療
びまん性肺病変
肺胞蛋白症
小林 龍一郎
1
,
平井 雅道
1
1東京都済生会中央病院・内科
pp.1440-1441
発行日 1992年8月10日
Published Date 1992/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901640
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ポイント
1)原因不明のびまん性肺疾患である.
2)両側びまん性の実質性浸潤影,air bron-chogramがみえる.
3)胸水貯留,肺門,縦隔リンパ節腫大はない.
4)診断はTBLBでPAS陽性物質の肺胞内の充満像によりなされる.
5)25%は自然寛解するが,重症例は全身麻酔での片肺洗浄が有効である.
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