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書評「腹部CT診断」
野辺地 篤郎
1
1聖路加国際病院
pp.13
発行日 1986年1月25日
Published Date 1986/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110037
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この本は,平松慶博先生が,帝京大学以来の御弟子さんと一緒に書いたものであるということが,まず第一の特徴と言える.これらのお弟子さんは,それぞれにすばらしい道を経て来られた方々であるが,改めて平松先生がいかに良い教師であったかということを知らされた思いがする.
6年前に,「腹部CTスキャンの読み方」という本を出されて以来,更に症例を増やして,2,000例に近いものの中から336例を選りすぐった由で,非常に多数の写真を使って,適切な解説と,単純撮影や血管撮影,更に超音波検査の画像も適宜に示しながらの説明によって,極めて懇切丁寧な本に仕上げてある.
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