今月の主題 内科医のためのCT・MRI
CT—胸部
胸部CT診断の進め方
河合 卓
1
,
酒井 文和
1
,
曽根 脩輔
1
,
丸山 篤敬
1
,
渡辺 智文
1
1信州大学医学部・放射線科
pp.960-963
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901531
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胸部の放射線診断において,CT検査は非常に有用であり,縦隔や胸壁の診断については現在不可欠な検査法である.さらに最近は,高分解能CT(high resolution CT)を用いることにより,びまん性肺病変の鑑別診断が容易になってきたし,高速CTスキャンの導入により肺癌の診断面でも新しい展開が期待されている.本稿では胸部のCTの読影にあたり,まず必要である縦隔の見方を示し,さらに正常変異像や偽病変などについても解説を加える.
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