今月の主題 よくわかる内分泌疾患
隠れた内分泌疾患を見つけるコツ
倦怠感,ぼけ
久保 明
1
1東京都済生会中央病院・内分泌代謝科
pp.1870-1871
発行日 1991年11月10日
Published Date 1991/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901201
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ポイント
1)数多くの内分泌疾患が倦怠感,ぼけを生ずるが,身体所見に先行して生ずることもあり注意を要する.
2)倦怠感は精神・神経症状の中における“うつ症状”のひとつとして生ずることもある.
3)倦怠感,ぼけの多くはホルモン補充療法で改善するが,個人差もあり,長期の臨床的観察を要する.
4)臨床上,高頻度なのは甲状腺機能異常,精神・神経症状を高頻度に生ずるのはCushing症候群である.
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