小児診療
子どもの体型の移り変わり
巷野 悟郎
1
1都立駒込病院小児科
pp.2044-2045
発行日 1972年10月10日
Published Date 1972/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204480
- 有料閲覧
- 文献概要
近年小児の体位は著しく向上した.このことは出生時から認められていて,過去20年間に出生体重は約0.1kg,身長は約0.5cm増加している.さらに1歳児では体重が約1kg・身長約2cm,7歳児では体重約2kg・身長約5cmの増加である.そして青年の身長がしばしば親の身長を上回っている姿を街中に見る時勢である.
このように身長や体重からみた体位が向上した理由は,栄養摂取や生活様式などの変化が関係していると考えられているが,なお明らかでない点も多い.
Copyright © 1972, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.