今月の主題 臓器感染症と抗生物質の選択
尿路感染症
男性の尿路感染症
岡田 敬司
1,2
1東海大学医学部
2東海大学大磯病院・泌尿器科
pp.1757-1759
発行日 1991年10月10日
Published Date 1991/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901095
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ポイント
1)男性は尿道が長く,細菌が侵入しにくいので,単純性UTIは少ない.
2)尿路結石,腫瘍,前立腺の諸疾患,神経因性膀胱などの尿流障害を起こす基礎疾患を伴う場合が多い.
3)中高年男性のUTIで,尿路に異常がない場合,慢性細菌性前立腺炎が関与していることが多い.
4)乳幼児では包茎や先天奇形を伴うことが多く,UTI症状が隠されることもあるので注意が必要である.
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