今月の主題 心不全へのアプローチ
心不全の理解のために
心不全時の神経体液性障害
夏目 隆史
1
1自治医科大学・循環器内科
pp.1324-1325
発行日 1991年8月10日
Published Date 1991/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900988
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ポイント
1)心不全の代償機序として神経体液性因子は重要である.
2)心不全では血中カテコラミン濃度は上昇している.
3)心筋のβ受容体数は減少し,交感神経の反応性が低下する.
4)RAA系が亢進し,水・Na貯留の主役となる.5)AVP,ANPなどのホルモンも血中濃度が上昇する.
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