検査
検査データをどう読むか
露岡 清隆
1
,
神奈木 玲児
2
1京都大学医学部・第2内科
2京都大学医学部・臨床検査医学
pp.898-902
発行日 1991年5月10日
Published Date 1991/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900889
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
患者:M. T.,70歳,男性.主訴:全身倦怠感,食欲不振,腰痛.家族歴,既往歴:特記事項なし.現病歴:昭和62年12月中旬より,全身倦怠感,食欲不振,腰痛,口渇を訴え,近医にて治療を受けていたが,症状の増悪,体重減少(5kg)などを認めたため精査目的で本院内科入院となる.現症:身長170cm,体重70kg,脈拍98/分.整.血圧150/80.軽度意識障害あり(3-3-9度方式のI-1).顔貌無欲状.可視粘膜軽度貧血状.黄疸なし.舌表面に小血腫を認める.口蓋扁桃腫脹なく,表在性リンパ節触知せず.心肺打聴診上異常なし.肝脾触知せず.下肢浮腫なし.腰痛のため著明な体動制限を認めるが腰背に骨圧痛,叩打痛なし.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.