今月の主題 消化器薬の使い方—その効果と限界
肝疾患
肝内胆汁うっ滞の薬物療法
戸田 剛太郎
1
,
池田 有成
1
,
橋本 直明
1
1東京大学医学部・第1内科
pp.670-672
発行日 1991年4月10日
Published Date 1991/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900827
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ポイント
1)薬物性肝内胆汁うっ滞では,黄疸の遷延する症例が薬物療法の対象となる.
2)原発性胆汁性肝硬変では,免疫抑制剤の使用は慎重でなくてはならない.
3)原発性胆汁性肝硬変に対しては,ウルソデオキシコール酸が第1次選択である.しかし,組織学stageの進展した症例には慎重に投与する.
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