今月の主題 胆道系疾患1992
胆道系疾患治療法の基本と最近の進歩
胆汁酸製剤による胆石溶解療法と肝内胆汁うっ滞の治療
田中 直見
1
,
松崎 靖司
1
,
大菅 俊明
1
1筑波大学臨床医学系・内科
pp.251-253
発行日 1992年2月10日
Published Date 1992/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901364
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ポイント
1)経口的胆石溶解療法はコレステロール胆石のみが適応となる.
2)胆石溶解療法による完全溶解には長期間の治療が必要であり,完全溶解しても再発がかなりある.
3)体外衝撃波胆石破砕療法(ESWL)との併用療法も用いられつつある.
4)肝内胆汁うっ滞に対する治療としてはウルソデオキシコール酸(UDCA)が第一選択である.
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