今月の主題 消化器薬の使い方—その効果と限界
消化性潰瘍とその類縁疾患
胃潰瘍と十二指腸潰瘍の薬物療法の相違点
野村 喜重郎
1
1茅ヶ崎市立病院・消化器科
pp.610-611
発行日 1991年4月10日
Published Date 1991/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900802
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ポイント
1)胃潰瘍は防御因子の低下が主病態で,十二指腸潰瘍は攻撃因子の亢進が主病態.
2)胃潰瘍の治療は,攻撃因子抑制剤,防御因子増強剤(表1,2)の併用が望ましい.十二指腸潰瘍の治療は,攻撃因子抑制剤のH2ブロッカーが第1選択剤である.
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