今月の主題 不整脈診療プラクティス
診断についてのセミナー
不整脈の検査法—心電図による不整脈診断の実際
渡部 良夫
1
,
加藤 孝和
1
1藤田学園保健衛生大学総合医科学研究所・心臓血管部門
pp.32-41
発行日 1991年1月10日
Published Date 1991/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900660
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ポイント
不整脈解析に用いる診断論理
心電図で不整脈の解析を行う際に用いる診断論理の主要なもの11項目を挙げ,細胞電気生理学的知識をも踏まえて,調律異常心電図の読み方を解説する.
不整脈心電図解析の実際例
1)異所性調律と非発作性頻拍(ペースメーカー移動,房室接合部調律,非発作性房室接合部頻拍,非発作性心室頻拍)
2)伝導ブロックによる不整脈(洞房ブロック,房室ブロック)
3)期外収縮と副収縮(心房期外収縮と心室期外収縮,房室接合部期外収縮,心室副収縮)
4)発作性頻拍(異所性心房頻拍,多源性心房頻拍,発作性上室性頻拍,発作性心室頻拍)
5)粗動と細動(心房粗動,心房細動)以上,各種の不整脈の実例につき解析を行う.
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