今月の主題 膠原病—活動性の評価と治療の選択
診療上の特別な問題
慢性関節リウマチの関節障害のリハビリテーション
木村 彰男
1
,
千野 直一
1
1慶応義塾大学医学部・リハビリテーション科
pp.2274-2275
発行日 1990年11月10日
Published Date 1990/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900594
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慢性関節リウマチ(RAと略)の治療において,リハビリテーション(以下,リハビリと略)の占める位置は一般に考えられている以上に大きく,このことは広く用いられているRAのピラミッド型の治療スケジュールを見ても明白である.すなわちリハビリ・プログラムをいかに薬物療法や手術などと組み合せていくかが,RA治療の成否を決めることになると言っても過言ではない.
RAのリハビリのうち,物理療法については前項に譲るとして,ここでは日常生活動作(ADLと略),自助具,ホームプログラムなどの,主として外来患者へのリハビリの指導について述べたい.
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